脳挫傷・遷延性意識障害の損害賠償問題(裁判例をふまえて)

 
 交通事故の被害にあい脳挫傷などの頭部外傷を受傷した場合に重度後遺障害が残存する可能性があります。

  以下、交通事故で脳挫傷などを受傷し、遷延性意識障害を負い、後遺症(後遺障害)等級1級1号が認定された裁判例をあげて、損害賠償上、どのような問題が発生する可能性があるのかを考えていきます。

  • 受傷内容、後遺障害等級

 
 被害者は、交通事故にあい、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、遷延性意識障害などを受傷し、自賠責保険から後遺障害等級1級1号(常に介護を要する障害です)と認定されました。

  被害者に関しては成年後見開始の審判がなされました。
 損害賠償問題は裁判になりました。

  • 損害賠償

 
 このケースで認められた損害は概ね以下のとおりです(どんなケースでも同様になるとは限りません。)。

 
入院付添看護費用
 
このケースは、病院は完全看護であったものの、家族が被害者に声かけをし、手足をさすり、からだを拭く、被害者の散歩に同伴するといったことで被害者に刺激を与え、被害者が自らの意思を表明できない状態であっても、状況が変化したことが認められるとして、入院付添の必要性を認めました。
 
傷害慰謝料 
 長期入院を考慮した金額算定がなされました。

後遺障害逸失利益
 
67歳まで100%の労働能力喪失を認めました。

勤務先から支給される予定であった企業年金の受給資格喪失
 
これも損害として認められました。

後遺障害慰謝料

将来看護費用
 
症状固定後の数年は施設介護、その後は在宅介護(近親者付添介護と職業介護人付添介護の併用)、さらにその後は職業介護人による介護という内容で認められました。

●その他 
 介護ベッド、体位変換補助器具、車いす、介護雑費、車両改造費、自宅改造費などが認められています。 ※上記のほか近親者固有の慰謝料も認定されました。

 
 このように、遷延性意識障害の後遺障害が残ったケースでは、いろいろな損害費目が問題となることがおわかりいただけるものと思います。
 このような問題でお悩みの方は当事務所にご相談ください。

 

 


事故発生から解決までどうしたら良いのか?地元京都の弁護士が詳しく説明いたします!交通事故問題は弁護士に相談すべきであると言えます
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