自賠責保険後遺症(後遺障害)等級認定で14級だったものの、裁判で15年間労働能力喪失率8%を認められた裁判例


 この裁判例に関する事案は、タクシーのドアが開き、被害者が乗っていた原付
バイクに当たり、被害者が横倒しになり受傷したという交通事故でした。被害者
には骨折はありませんでしたが、頭痛、頚部不安感や痛みで後遺症(後遺障害)
等級は14級(局部神経症状)が認定されました。

  裁判では、交通事故により被害者に残った後遺症(後遺障害)は、頭痛や利き
手の握力低下などの症状について自賠責保険の後遺障害等級表上でいえば、局部
に神経症状を残すものとしていずれも14級に相当する旨判断されました。

 しかし、裁判では、被害者に生じた握力低下が利き腕に関するものでありその
程度も反対側の手の握力の半分程度となっているものであったこと、被害者は調
理師として稼働していたが包丁を握るなどの面で実際に支障が生じているものと
認められたこと、このような握力低下の状態が交通事故後5年以上経過しても解
消されておらず以降も相当程度の期間にわたって継続することが見込まれるなど
の事情が考慮され、労働能力喪失率は8パーセント、労働能力喪失期間は15年間
と判断されました(なお、後遺障害慰謝料は130万円であると判断されました。)。

 (あくまでも当法律事務所の私見ですが)後遺症(後遺障害)逸失利益は、交通
事故が原因で残った症状がどの程度のものであるか、被害者の職業に具体的にどの
ように影響を及ぼしているのか等を細かく主張していくことが大事だと思います。
本件裁判例のようにその症状が長期間解消されていない事情があるのであれば、
そのような事情も主張していくことは大事だと思います。

 


事故発生から解決までどうしたら良いのか?地元京都の弁護士が詳しく説明いたします!交通事故問題は弁護士に相談すべきであると言えます
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