脛骨高原骨折とひざ靱帯損傷を合併した後遺障害に関する裁判例

 
 脛骨高原骨折(脛骨プラトー骨折や脛骨近位端骨折ともいいます。)のほか
にひざの靱帯損傷を合併し、ひざの動揺関節で関節の用を廃したものとして
裁判で後遺障害8級7号に該当すると判断された裁判例をかんたんに紹介いた
します。

 この交通事故は、自転車に乗っていた女性とバイクとが衝突したというもの
で、この女性(症状固定時は54歳の有職家事従事者の方でした)の人身損害
が問題になりました。

  この交通事故により、女性は、右脛骨近位端粉砕骨折、右脛骨高原骨折など
を受傷したものの、当初に診察された医師がひざの靱帯損傷を意識していませ
んでした。ところが、裁判での医師の意見書などにより、右膝については脛骨
高原骨折だけでなく、前十字靱帯、後十字靱帯、外側指示機構の複合靱帯損傷
を合併した重篤な脱臼骨折を生じており、客観的に症状固定の診断時から右膝
の動揺性があり、常時硬性補装具を必要とする
状況であったと認められ、原告
の右膝関節は用を廃したものとして後遺障害8級7号に該当する旨判断されま
した。

  ちなみに、自賠責保険の後遺障害等級では右膝動揺関節12級7号が認定さ
れており、労災では審査請求により右膝動揺関節につき時々硬性補装具を必要と
するものに該当する旨判断されていました(明記されていませんが記載内容から
すると労災は等級10級と判断したのだと思います。)。

 

自覚症状

 
 裁判例を見た限りでこの事案は、症状固定時までに、被害者の女性が、右膝が
ぐらぐらで力が入らないと訴えていたり、歩くたびに反張膝になる感じで怖いと
訴えていたり、診療録に後方動揺感という記載があったようでした。

  交通事故人身損害被害者の弁護をする者としては、このような被害者の自覚症
状を早めにしっかり聞き取り、把握することが本当に大事になってくるものだと
感じました。

  交通事故にあい、ひざを受傷された方は、

   ひざの不安定感
   ひざの動揺感(ぐらつき)
   ひざくずれ

  といった症状があれば、すぐに主治医の先生にその旨伝えていただくことが重
要ですし、交通事故人身損害事件を数多く取り扱っている弁護士の無料相談を早め
に受けられることが重要であるといえます。

  当法律事務所の相談は初回無料です。
  交通事故でひざを受傷し、ひざがぐらつく、不安定感があるなどの症状がある
方は、お早めに当法律事務所にお問い合わせいただければと思います。

 


事故発生から解決までどうしたら良いのか?地元京都の弁護士が詳しく説明いたします!交通事故問題は弁護士に相談すべきであると言えます
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