交通事故に、よりくわしい弁護士を、弁護士検索(ポータル)サイトでさがせるか?

ポータルサイトに注意バナー

交通事故分野で弁護士をさがそうとすると、最近、多くの弁護士検索(ポータル)サイトがあり、たくさんの弁護士が登録されています。

弁護士検索(ポータル)サイトにより、交通事故によりくわしい弁護士をさがすことはできるのでしょうか?

弁護士検索(ポータル)サイトの仕組み            

 
 弁護士が弁護士検索(ポータル)サイトに登録してサイトにアップしてもらうには、料金を支払う必要があります。無料でアップしてもらうものもあるようなのですが、その場合でも料金を支払う方がより上位にアップされたりするようです。また、支払料金が多い方がより上位にアップされるというものもあるようです。

  そうすると、交通事故分野における取り扱い経験が乏しかったり、交通事故分野におけるくわしい知識に乏しかったとしても、支払料金次第でサイトの上位にアップされる可能性があります。

 弁護士が交通事故分野の取り扱い経験が豊富かどうかや、交通事故分野にくわしいかどうかと、弁護士検索(ポータル)サイトの上位にアップされてるかどうかとは別問題であると考えておいた方がよいと思います。

 交通事故でけがをした事件の取り扱い経験がとても多いけれども、弁護士検索(ポータル)サイトに掲載していない弁護士もいます。

  
 このような状況で、はたして、交通事故被害者のみなさまが、弁護士検索(ポータル)サイトで、相談したい、依頼したい弁護士をさがすことができるでしょうか?

 

交通事故でのケガの損害問題を相談したい弁護士、依頼したい弁護士とは?

 
 以下は、特に、交通事故でケガをし、症状が続いている、後遺症が残りそうなケースにあてはまります。

  交通事故でケガをされた被害者の損害賠償問題は、弁護士にとっても処理が難しいものです。事故後初期からいろいろな落とし穴がありますし、最後の示談交渉や裁判にそなえて早めに手を打っておくべきこともあります。
 そして、交通事故のケガの損害賠償問題には、何より、弁護士自身に、より深い医学的知識が要求されます。
 そうすると、どんな分野も取り扱いますという弁護士が、交通事故のケガの損害賠償問題を取り扱っていくには非常にハードルが高いものと言わざるを得ません。
 重要なのはこれらだけではありません。

  交通事故でケガされた被害者を交通事故後初期から十分にサポートできる弁護士というのは現実には非常に少ないものです。

 

  • 弁護士・法律事務所選びのアドバイス 

1、交通事故専門のホームページを持ち、信頼できる情報発信を行っていること

  交通事故のケガの問題を数多く取り扱い、くわしい弁護士は、自分のオリジナルの経験を、(もちろん守秘義務に反しないことが前提ですが)よりたくさん情報発信することが可能になります。
 インターネットで弁護士をさがすのであれば、まずは、弁護士が交通事故専門のホームページを持っていなければなりません。
 交通事故問題のほかに、離婚問題、相続問題、労働問題のことも記載されているホームページは、その構成からして交通事故専門のホームページとは言いづらいでしょう。

 それだけでなく、そのホームページから、たくさん、かつ、信頼できる情報発信を行っている弁護士を選ぶべきです。

 信頼できる情報としてまずあげるべきは、その弁護士の取り扱い実績、解決実績のことです。
 内容が細かく、くわしく、具体的になっており、実際に取り扱った法律事務所でしかわからないようなことが記載されているような(以上はもちろん守秘義務に反しないことが前提です)解決実績は、掲載している法律事務所の弁護士が実際に取り扱ったものと合理的に推測されます。
 そして、そのような取り扱い実績、解決実績がどれだけたくさん挙げられているかも重要だと考えています。
 さらに、その取り扱い実績は、交通事故被害者にとって知りたい内容を含んでいるものであることもポイントといえます。

 また、交通事故専門ホームページには傷病に関する知識のページもあります。
 しかし、傷病に関する知識のページも他のホームページとよく似た内容となっているものが少なくありません。
 交通事故のけがの問題を依頼するべき弁護士のホームページは、傷病に関する知識のページも、その弁護士自身の取り扱い経験をベースに、交通事故被害者が知りたい内容になっているものです。

2、電話の応対、相談室の室内

 電話の窓口に出た法律事務所の電話対応は、弁護士・法律事務所選びの重要な要素として考えていただいた方がよいでしょう。

 たとえば、法律事務所相談室の室内がホコリっぽかったとします。
 もし、私が相談者なら、この法律事務所に依頼する方向には考えにくくなります。

 これらは交通事故事件だけの問題ではないじゃないか? 交通事故事件と直接関係がない細かいことじゃないか? と思われるかもしれませんが、意外と重要な問題です。

 電話はお客様と法律事務所との最初の接点になるやりとりです。
 最初の電話対応に問題がある法律事務所が、依頼者と十分にコミュニケーションをとり続け、そのうえ的確な事件処理ができるかどうかについては慎重にお考えになった方がよいかと思います。

  相談室がきちんと掃除されているということは、その法律事務所は細かな気配りをしているということがいえると思います。法律事務所たるもの、弁護士を含めたスタッフ全員が細かな気配りをしていくことが重要であるというのが私の持論です。このような意識は法律事務所としての事件処理にも見えてくることがあります。
 交通事故のケガの問題は、事故後初期からの治療中から、細かい点を気にしていく必要があることも付け加えておきます。

 上記のような法律事務所に、相談には行かれても、依頼をされるかどうかは慎重にお考えになった方がよいかと思います。

3、法律相談で注意するべきこと

 交通事故のケガに関する法律相談は、普通の法律相談とは異なる種類のものと考えていただいた方がいいと思います。
 それは一言でいえば、「医療にもふみ込んだ法律相談」です。

 弁護士が依頼を受けて交通事故のケガの事件を進めていくためには医療のことをそっちのけにして進めることはできません。ですので、法律相談でも弁護士は事件処理のために必要な医療のことをかなり話さなければならなくなります。
 医療のことをほとんど話されない法律相談を受けられた場合、その法律事務所に依頼をすることには慎重になった方がよいと思います。

 もちろん、被害者の症状を診るのは医師の先生ですので、医師の先生の所見が重要になります。しかし、被害者に残っている症状・異常所見は、必ずしも後遺障害診断書などの医学的証拠に示されるとは限りません。このような漏れを少しでも防ぐには、弁護士が医療のことをよりよく理解し、主治医の先生と少しでもコミュニケーションを図っていき、被害者の現実の症状が主治医の先生により伝わるように橋渡しをしていくことが重要になります。

  交通事故で、頸椎捻挫(けいついねんざ。むちうちともいいます。)や腰椎捻挫(ようついねんざ)となり、症状が残ったことで後遺障害として等級が認定されるためには、くびと腰のMRI画像が非常に重要になります(重要な要素はまだほかにいくつかありますが)。法律相談では、弁護士にもMRI画像を見て異常を識別できる力量があれば後遺障害等級認定が問題となるケースでは非常に心強いものになります。

 弁護士が地域の医療機関のことについてどれだけ知っているかも重要です。

  法律事務所の初回無料相談で、法律事務所の方から、自分のところの法律事務所に依頼するよう強くすすめられるということがあった場合、相談者の方は慎重に検討した方がいいと思います。
 法律事務所の方から「前がかり」になるようなスタンスは、相談者の立場からすれば、弁護士費用の確保が優先なのではないかという疑問が出てくるのが自然だと思います。
 相談する法律事務所を選ぶのも、依頼する弁護士・法律事務所を選ぶのも、相談する交通事故被害者の権利です。交通事故被害者の意思が十分に尊重されなければなりません。

 無料相談では、ある程度時間をかけて弁護士が細かいところまできちんと説明する、依頼されるかどうかをお悩みであれば一度持ち帰っていただき、十分ご検討いただいたうえで法律事務所にご連絡をいただく、というのが私の持論です。

  また、法律相談では、弁護士が話す内容以外にも、弁護士の人柄、弁護士と相性が合うかどうか、弁護方針が合うかどうかは、弁護士に依頼するかどうかを決めるために非常に重要なことだと考えていただいた方がいいです。
 交通事故のけがの事件を弁護士に依頼すると、数ヶ月で案件が終了するケースもあるのですが、長いものでは案件終了までに年単位を要するものもあります。弁護士に交通事故のけがの事件を依頼すると、長い間、弁護士とコミュニケーションをとり続けていくことになります。
 ということは、弁護士と信頼関係を続けていくことができるかどうかは非常に重要な問題であると考えてください。
 法律相談のときも、相談を受ける弁護士が細かい気配りをしているかどうかもご確認されればと思います。

 私は、実際に相談やご依頼をお受けした方から、「過去に別の案件で弁護士に相談したことがあるが、やはり、会社勤めの経験を経て弁護士になった方の方がいい」ということを何度も聞きました。一つ参考にしていただければと思います。

4、受任後の弁護活動

 交通事故のケガの件を弁護士に依頼されるタイミングは、
 ・示談交渉開始時に弁護士に依頼するケース
 ・示談交渉時に相手方保険会社から金額提示が出た後に弁護士に依頼するケース
 ・被害者の治療中から弁護士に依頼するケース

  等がありますが、当法律事務所では、治療中から弁護士にご依頼をいただくケースが圧倒的に多いです。
 交通事故でケガをされたとき、症状が消えて治ればいいのですが、症状が残った場合には後遺障害認定の問題が重要になります。症状に見合った適切な後遺障害認定を受けるためには、事故後初期の段階から一つでも漏れを防ぐ努力が必要になるので、交通事故のケガの問題にくわしい弁護士による早めのサポートが有益です。
 このような点が被害者の方にご理解いただきつつあるということもあるかもしれません。
 それだけに、依頼を受けた弁護士自身が、通院状況、治療状況、主治医の先生の診察時期・診察後の内容といったことをはじめ、被害者の方とこまめに連絡をとり、コミュニケーションをとっていくことが重要です。

 治療中にご相談いただく内容は、医療に関係し、それが損害賠償につながることが多いので大事なことです。
 弁護士により速やかに対応されるべきこともあります。弁護士が迅速な対応をできるかどうかも重要だと私は経験上感じています。

 「依頼した弁護士から連絡がほとんどないけど、依頼した案件がどのように動いているのか不安だ」、「弁護士と連絡がとりづらい」、「弁護士が動いてくれない」といった不安を聞くことがしばしばあります。このような不安を生じない弁護士に依頼されるのがよいと思います。

 むちうち(頸椎捻挫)や腰椎捻挫ではMRI画像を弁護士が確認できることは非常に有益です。

 被害者の症状、状況などにより、必要に応じて、弁護士が医療機関とやりとりしたり、医師と会ってくれることは重要です

  後遺障害の段階になったら、後遺障害診断書の細かい部分まで弁護士が一つ一つチェックしてくれるかどうかも重要な問題です。

 

5、最後に

 交通事故のケガの問題を本当の意味で数多く取り扱っており、かつ、くわしい弁護士というのは、そうでない弁護士よりも、いろいろな面で覚悟をもって、渾身の力を込めて、交通事故のケガの問題に取り組みます。このような弁護士の数は少ないのです。

 その他まだお伝えするべきこともありますが、上記の点をご参考にしていただくのはいかがでしょうか。
 交通事故でケガをされた方は、当法律事務所にもご相談いただければ幸いです。

 

 

 

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